地獄の釜の蓋がひらく8月16日、
横芝光町の広済寺で鬼来迎(きらいごう)が行われました。
コロナにより4年ぶりの開催とのことで、たくさんの赤ちゃんが『虫封じ』に訪れました。
虫封じとは、鬼婆に抱かれると赤ちゃんが健康に育つ、といわれる儀式です。
鬼婆は、抱いた赤ちゃんが泣くように、うおおおお!と脅かして、
怖がる赤ちゃんは力いっぱい泣き、見守る観客からは温かな笑いが起こっていました。
その後は、国の重要無形文化財にも指定されている仮面劇が行われました。
死者が閻魔大王の裁きを受けて地獄へ行き、鬼に責められるところを救われる、という内容で、集まった人は静かに見入っていました。
毎年8月16日に行われるということです、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。